バリとFlash

成形不良

プラスチック製品の不良のなかで説明が難しいものにフラッシュがあります。

フラッシュとはプラスチック原料が固体の状態から熱でドロドロに溶ける際に発生する揮発成分が製品表面に現れたモノ、という事になります。

 

見た目は様々で、基本的には原料の入り口であるゲート付近を起点として原料の流れ方向にスジ状に現れたり線香花火のように点線状に見えたりします。

原料に含まれている水分や揮発分が十分に除去されていないのが原因といわれています。

 

当社では用語としてフラッシュで統一していますが、銀条と記述している書籍も多いです。

花火をイメージするとフラッシュ・銀条は何となく繋がりそうだと思います。

私たちの言うフラッシュは英語ではシルバーストリーク(Sliver streak)です。

ははん、銀条はここから来てるねって感じです。

 

バリ・・

金型の合わせ目から発生するバリ、たい焼きの周りについているパリパリみたいなやつです。

これは日本ではバリという名前が普通だと思います。でも英語ではFLASHになるんですね。

 

バリを示す英語の “FLASH”、なんだか納得できません。